パテラ プロ(8320N)
トラッキング不良を整え疼痛を軽減
膝蓋骨の脱臼・亜脱臼やPFPS(膝蓋大腿疼痛症候群)の原因の一 つに、膝蓋骨のトラッキング不良が挙げられます。
パテラプロは内側支柱にバネを内蔵し、接続されたパテラサポートによって膝の屈曲角度に合わせた必要な量のテンションを、膝蓋骨 にかけることができる画期的な装具です。
膝蓋骨トラッキング不良
トラッキング不良のほとんどが外側に偏位しますが、これは大腿四頭筋の走路や、骨格が関係しています。
膝蓋骨トラッキング不良があると、関節軟骨を傷めたり、痛みによって代償動作(痛みを回避するために出現する違う動作パターン)が出現したりすることも考えられます。医師の指導のもと、適切な処置が大切です。
バネが伸び、膝の屈伸に追随する装具
パテラプロの内側支柱には、バネが内蔵されています。バネは膝蓋骨を抑える膝蓋骨サポートに接続されています。
脱臼しやすい膝屈曲0-30°のときには、バネが膝蓋骨を正しい位置に補整します。そのまま屈曲を続け30°を超すとバネが伸びて膝蓋骨にそれ以上の負荷をかけることがありません。膝を屈曲するどのときでも、適切なテンションがかかるように設計されています。
右の動画はそれを模したモデルです。膝屈曲30°以降も膝蓋骨が同じ位置に留まっていることが見られます。
トラッキング不良
外側偏位が起こる
外側偏位が起こる
膝屈曲0-30°
膝蓋骨サポートがパテラを適切な位置に保持
膝蓋骨サポートがパテラを適切な位置に保持
膝屈曲30°以上
バネの伸長により適切なサポートが継続
バネの伸長により適切なサポートが継続
結果3件/3件中
パテラ プロを用いたリハビリへの流れ
①膝蓋大腿関節部の痛みが発生
②筋の痛みや損傷などによってトラッキング不良を起こしやすくなる
③痛みを避けるための代償運動が出現し始める
④パテラ プロ装着でトラッキング不良改善
⑤痛みが軽減し関節内の治療を促す
⑥運動療法を行う:大腿四頭筋、内側広筋(斜走線維)の筋力強化など
治療のひとつとして、運動療法で筋力を補ってトラッキング不良が起きないようにすることもありますが、痛みがあるとなかなか運動療法が進みません。
パテラプロはトラッキング不良を正し、膝関節内の炎症を鎮め、痛みを軽減することを目的としています。負の循環から抜け出しよりアクティブな生活に戻れるように応援している製品です。
パテラプロの特徴
膝の屈伸に追随
内側支柱に内蔵されたバネにより膝の屈曲角度に合わせた必要な量のテンションを、膝蓋骨にかけることができます。動きの中でトラッキング不良を整えます。
内側支柱に内蔵されたバネにより膝の屈曲角度に合わせた必要な量のテンションを、膝蓋骨にかけることができます。動きの中でトラッキング不良を整えます。
すっきりとしたデザイン
機能的でありながら、すっきりとしたデザインでズボンの下にも装着できます。両側に装着してもかさばりません。
機能的でありながら、すっきりとしたデザインでズボンの下にも装着できます。両側に装着してもかさばりません。
幅広いサイズ展開
XXSサイズからXXLサイズまで7段階のサイズをご用意しました。膝蓋骨のトラッキング不良によって、痛みを抱えている方のほとんどの方 に試して頂けるサイズ展開です。
XXSサイズからXXLサイズまで7段階のサイズをご用意しました。膝蓋骨のトラッキング不良によって、痛みを抱えている方のほとんどの方 に試して頂けるサイズ展開です。
結果3件/3件中
「パテラプロ」は、膝蓋骨の不安定性に対して膝蓋骨が生理学的な位置でトラッキングするよう動的にアライメントを調整する膝装具です。
また、痛みを軽減することを目的としており、激しいスポーツをするためには作られておりません。
適応例(以下の適応症は海外で認可されたものです)
・膝蓋大腿部のアライメント不良
・膝蓋大腿部痛症候群
・膝蓋大腿関節症
・膝蓋骨軟骨疾患/膝蓋軟骨軟化症
・膝蓋骨脱臼や亜脱臼後の状態
・膝蓋腱損傷後の状態
・膝手術後の膝前部痛(人口膝関節置換術、外側解離術など)
サイズの測り方
イラストのように膝蓋骨中心から上下15cmの大腿部、下腿部の周径を測ります。
カタログ
結果2件/2件中
試着・購入ご希望の場合
オットーボックの装具製品はユーザーに合うかどうかを確認できるよう、全国の義肢装具士を通じて試着して頂けます。
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