アバンギャルド 4 製品範囲
すべての車いすの使用者には個々のニーズや毎日直面する課題があります。240万通りの構成要素を備えたアバンギャルドの魅力は、Ottobockの実績のある品質と組み合わせた驚くべきほどの多様性と柔軟性です。計画された毎日のルーチンからリクリエーション活動や遠くの国への旅行まで、アクティブな使用のために設計されたこの車いすは、使用者が車いすに順応しなければならないのではなく、車いすが使用者に順応してくれます。製品範囲には複数のモデルがあり、これらはすべてドイツで製作されています。
すべての車いすの使用者には個々のニーズや毎日直面する課題があります。240万通りの構成要素を備えたアバンギャルドの魅力は、Ottobockの実績のある品質と組み合わせた驚くべきほどの多様性と柔軟性です。計画された毎日のルーチンからリクリエーション活動や遠くの国への旅行まで、アクティブな使用のために設計されたこの車いすは、使用者が車いすに順応しなければならないのではなく、車いすが使用者に順応してくれます。製品範囲には複数のモデルがあり、これらはすべてドイツで製作されています。
体重制限 | 180 kg |
活動 | 日常での使用, リハビリ |
使用者グループ | 成人用, 女性用, 男性用, 青少年用 |
アバンギャルドラインはDV(ダイナミック可変)とDS(ダイナミックスポーツ)の二つの主要モデルで構成されています。これらはオールラウンド製品です。これに基づいて、DF(ダイナミックおよび機能的)オプションのフロントフレームはさまざまに調整できるため、初回装着の際に特に魅力的です。そして、より高い負荷容量に耐えられるような頑丈なフレームを備えたXXL 2オプションがあります。
軽量でもまだ十分ではないと感じる人のために、CLTパッケージの追加オプションとしてアバンギャルドの超軽量バージョンも用意されています。単一のCLTクロスブレース、駆動輪アダプターやプッシュハンドルなどの恒久的に溶接されたパーツ、より軽量なシートとバックサポートカバー、カーボンサイドパネル、およびインフィニティ超軽量トリムのおかげで、より多くの重量が節約されています。
折りたたんだサイズがたった27cmとなるこのコンパクトな車いすは、楽に持ち運べます。
単一のクロスブレースのおかげで、重量を著しく低減しつつ、100kgの高負荷容量を実現しています。最大負荷容量140kgの従来のダブルクロスブレースも、代替手段としてご利用いただけます。
アバンギャルドは、Ottobockの車いすポートフォリオの中で最も汎用性の高いモデルです。フレームの色、サイドパネル、ハンドリム、プッシュハンドルなど、多数の追加オプションを選択することができます。自分ならではのカスタマイズをお楽しみください!
アバンギャルドに乗り出発するスベンヤ。
「今のところ、すべてうまくいっています」と言ってスベンヤは微笑みます。彼女の言葉には説得力があります。ドイツ、バイエルン州出身のこの若い女性が地元で深刻な交通事故に巻き込まれたのは5年前のことです。職業訓練を修了したばかりだった彼女は、当時まだ19歳でした。スベンヤは、天気がいい日はよく自転車で職場に通勤していました。その日も自転車で職場に向かっていたのです。貨物自動車を運転していた男性は、角を曲がる際にスベンヤに気が付きませんでした。事故後すぐにスベンヤが車いす生活を余儀なくされることは明白なものとなりました。「車いすを使うことが自立した人生を取り戻す一番の方法だったので、すぐに慣れました」とスベンヤは付け加えます。「アバンギャルドと私は、すっかり良いチームになっています。車に乗せてどこにでも持っていけますし、目的地に到着してすぐに使うことができます。簡単に使える軽量な車いすは、特に最近二つの州を頻繁に行き来する私には非常にありがたい存在です。」
スベンヤは恋に落ち、バイエルンからバーデン=ヴュルテンベルクという土地へ引っ越したのです。スベンヤと彼女のパートナーであるアンドレは、すべての家事を分担しています。彼女にとってこれは大切なことです。また、スベンヤは新しい故郷となったハイデルベルクで車いすバスケットボールを知り、今では地域のリーグ戦に出場するレベルにまでなっています。しかし、ハイデルベルクでのスベンヤの生活は、もちろんスポーツと家事だけにはとどまりません。スベンヤは動物が大好きなので、馬の飼育農場へ頻繁に出かけます。外出する際はパートナーのアンドレだけでなく、オーストラリアン シェパード犬のバーニーも一緒です。
また、スベンヤはバイエルンに住む家族を訪れ、週末を一緒に過ごすことも好きです。彼女は事故の後に家族や友人が親身にサポートしてくれたことを今でも感謝しています。「たくさんの優しい人々の支えのおかげなんです」とスベンヤは話します。「おかげで、今となってはアバンギャルドと一緒にこんなに自立した生活を送れるようになりました。」
筋ジストロフィーにも負けないアクティブな人生
エネスは、幼い頃からエメリー ドレイフス型筋ジストロフィーという筋障害を患っていました。これにもかかわらず、いいえ、このような状態だからこそ、彼は毎日まだできることは沢山あると日々それを証明するかのように生き生きと生活しています。エネスのご家族は根気強く彼を支え、力を与えています。彼らの絆は強く、いつでも互いに支え合っています。
エネスには恥ずかしがり屋な面もありますが、実は非常に勇気があり、好奇心旺盛な性格です。「私はよく笑います。音楽が大好きで、いつも新しいことに挑戦しています。子どもの頃、私はいつも有名人になりたいと思っていました。」
車いすを使っているとはいえ、エネスは非常にアクティブな生活を送っています。エネスは定期的なワークアウトを欠かさず、車いすサッカーをすることが大好きです。エネスは筋力の衰えにより疲れやすくなる時があるため、車いすには感謝しています。振り出し式フットサポートを搭載したアバンギャルドDFは、患者の状態の変化にも適応できる柔軟性を備え、エネスが必要とするサポートをしっかりと提供してくれます。制約があるにもかかわらず、エネスは遠い国を旅することを夢見ています。「いつかアメリカ旅行に行きたいです。これは子供の頃からの夢なんです」とエネスは語ります。
人生を最大限に満喫
ワンダは、2006年に多発性硬化症と診断されました。二人の子を持つ母親にとって、この病気は予期せぬものでした。しかし、病気になったからといって彼女の人生がひっくり返ることはありませんでした。「事実を受け止め、その事実と共に生きる方法を学ばなければなりません!」 2018年の夏、彼女は痙性も発症し、2019年2月に再びコルチゾン治療を受け、その後すぐに別の投薬がスタートしました。それでも、ワンダは諦めません。彼女の家族、ガーデニング、そして折り紙に情熱を燃やしています。「折り紙は、芸術的な活動でもあり多発性硬化症治療にもなるので完璧です。正確に紙を折るという作業なので、微細動スキルが磨かれます。これは認知能力にも前向きな効果が得られます。」 彼女は夫であるディートリヒと共に毎日ガーデニング仕事をすることで、身体的活動と精神的活動のバランスを取っています。ワンダは現在の生活環境のおかげで、今のところとてもアクティブに過ごせています。しかし最近は、他者の助け無しでは旅行、セラピー、その他の活動などに参加することがどんどん難しくなってきました。「長い距離を歩く時、座るのに適した場所というのはあまりありません。」
ワンダが初めに使ったデバイスは前方支持歩行器でした。しかし、これは長い距離を歩く際には役立ちますが、庭や室内にはあまり適していませんでした。良策を模索した結果彼女がたどり着いたのがアバンギャルドDVです。手や腕の力にまず力が入らないことが多々あるため、車いすの重量が選択の重要なポイントとなりました。アバンギャルドDVの最も軽量なバージョンはたった8.7kgです。そのため、車いすの操作性が良く、走行が簡単です。このオールラウンドな車いすは、最大耐荷重が140kgであるため、ワンダのように体重が増加してしまうような病気の患者にも特に適しています。「利用可能なデバイスを早い段階で調べて良かったと思います。似たような状況の方々にも同じようにすることを心からお勧めします。私はまだ健康的ですし、車いすの乗り方を学ぶのはとても楽しかったです。主人なんて、私の訓練のために特別な走行路まで作ってくれました。アバンギャルドDVは、日々の生活を送るうえで最適なデバイスです。また、様々な変化にも柔軟に対応できる車いすですから、今後長い間、頼もしいパートナーでいてくれると思います。
ヴォルフガングは抜かりがありません
ヴォルフガングのことを知るほど、彼がいかに心の平静を得ているかが分かります。ヴォルフガングは夫であるとともに銀行員であり、マイホームを持つとともに、余暇にはミュンヘンの車いすスポーツ協会の会長も務めています。かつては自身も現役のプレーヤーでしたが、現在は主にオフィスから協会を管理しています。「私は17歳の時にある手術を受けました。その手術は失敗に終わってしまい、次に中学校に戻ってきたときには車いすでの復学となりました」とヴォルフガングは言います。「当時、車いす使用者に対する人々の扱いには未だ多くの偏見がありましたが、学生時代を振り返ってもトラウマとなるような経験は全くしていなかったように思います。校長先生は、交替で教室、体育館、校庭に付き添うよう同級生を指名することで、潜在的な懸念事項を真っ先に取り除いてくれました。建物がバリアフリーでなかったので、付き添いの際には段差を超えるために私と私の車いすを抱える必要もありました。」
5人兄弟だったこともあり、ヴォルフガングは家庭でもサポートが足りないと不満を感じることはありませんでした。その後、中学の最終試験を経て、銀行員としての実習を経験しました。 ヴォルフガングの日々の生活に唯一かけているものは、スポーツでした。車いすスポーツ協会に関与することで、金融機関でのオフィスワークに喜ばしい変化が生じました。現在、ヴォルフガングは54歳になり、現会長かつ元現役会員として車いすスポーツ協会において確固とした地位を築いています。可変的なアバンギャルドDVは、ヴォルフガングの非常に多種多様な生活をあらゆる側面でサポートします。
製品情報
体重制限 | 180 kg |
活動 | 日常での使用, リハビリ |
使用者グループ | 成人用, 女性用, 男性用, 青少年用 |
カラー | グレー, ブラック, オレンジ, ブルー, グリーン, ホワイト, ブラウン, レッド |
フレーム素材 | アルミ |
最大荷重 | 140 |
製品タイプ | 手動式車いす |
製品ファイル
製品番号 | 480F160=0_AA03_C | 480F160=0_AA02_C | 480F45=50000_K | 480F160=0_AA06_C | 480F160=0_AA07_C |
説明 | アバンギャルド 4 DV | アバンギャルド 4 DS | >> 480F45=50000_K | アバンギャルド 4 製品範囲 | アバンギャルド 4 製品範囲 |
シート幅 | 320 - 520 mm | 320 - 520 mm | 460 - 620 mm | 320 - 520 mm | 320 - 520 mm |
シート座高 | フロント:380~540、リア:360~510 mm | フロント:380~540、リア:360~510 mm | Front: 460 - 530; rear: 410 - 530 mm | フロント:380~540、リア:360~510 mm | フロント:380~540、リア:360~510 mm |
シート奥行 | 360 - 540 mm | 360 - 540 mm | 400 - 560 mm | 360 - 540 mm | 360 - 540 mm |
全長 | 720 - 1040 mm | 720 - 1040 mm | 790 - 1140 mm | 720~1135 mm | 720~1135 mm |
全幅 | 490 - 725 mm | 490 - 725 mm | 695 - 850 mm | 490 - 725 mm | 490 - 725 mm |
全高 | 580 - 1100 mm | 580 - 1100 mm | 700 - 1035 mm | 580 ~ 1,100 mm | 580 ~ 1,100 mm |
折りたたみサイズ (LxWxH) | 260 mm | 260 mm | 320 mm | 260 mm | 260 mm |
後部高さ | 250 - 550 mm | 250 - 550 mm | 250 - 500 mm | 250 - 550 mm | 250 - 550 mm |
下腿長さ | 160 - 550 mm | 160 - 550 mm | 320 - 510 mm | 160 - 550 mm | 160 - 550 mm |
フロントフレーム角度 | 75° | 70° / 80° | 75 ° | 70 / 80 ° | 75 ° |
総重量 | 9,7 kg | 8,7 kg | ca. 17 kg | 8.7 kg | 9.7 kg |
最大荷重 | 140 kg | 140 kg | 180 kg | 140 kg | 140 kg |