


C-Brace
C-Braceの特徴
C-Braceはマイクロプロセッサーを搭載し、下肢筋力低下による歩行困難者をサポートする長下肢装具用の膝継手です。
C-Braceの頭脳であるマクロプロセッサーが、装着者の『歩行』を検知し、油圧シリンダーを制御することにより、遊脚相で膝継手が屈曲します。
膝継手の屈曲により、伸びあがりやぶん回しといった代償運動が減少し、身体への負担軽減が期待できます。
さらに油圧抵抗を伴った膝屈曲が可能なため、C-Braceへ荷重をかけながら座位動作が行えます。
油圧抵抗を使いこなせると、C-Braceに荷重しながら階段を安全に下りられたり、坂道を滑らかに下りられたり、活動レベルの向上が期待されます。
症例紹介
オットーボックドイツ本社アカデミー講師による症例紹介です。
動画では身体状況の異なる3人の症例を、残存筋力の解説、平地歩行の他に、坂道や階段などの歩行比較動画を交えながら解説しています。
試着機DTO
DTOは、C-Braceが適応するかどうかを確認するための試着機です。
C-Braceの機能を体感し、使いこなせるかどうかを見極めるために実施します。さらに使いこなすために必要なリハビリの評価にも有効です。
動画では、DTOで確認するポイント、試着のための事前準備について説明をしています。
実際にDTOを行う前にこの動画を見ておくことで、当日のイメージがつきやすくなります。
【注意】
装着者用に製作された長下肢装具とDTOでは、重さや装着感に違いがある点は理解しておく必要があります。
C-Brace®の機能
C-Braceの機能をご紹介しています。
下肢に麻痺がある場合に、一般的に用いられる固定膝継手(長下肢装具)で起こりがちな異常歩行もご覧いただけます。
理学療法ガイドライン
C-Braceを使いこなして日常生活に戻るためには、理学療法士のサポートが必要不可欠です。
・理学療法ガイドライン資料
・C-Braceのトレーニング動画
C-Brace 歩行トレーニング
動画では機能を使いこなすためのトレーニング方法(概要)をご覧いただけます。
全トレーニング動画は『C-Braceトレーニング動画』ページをご覧ください。
C-Braceの適応例
C-Brace の基本的な対象者は、歩行することが困難、下肢の筋力が弱く膝のコントロールが難しい方です。
適応疾患例
- 脊髄損傷
- ポリオ・PPS
- 末梢神経損傷による筋力低下など
その他適応になる疾患もあります。
身体状況の要件
下記の要件を満たしている必要があります。
● 痙性がないこと(あっても微弱)
● 体幹の筋力がしっかりしていること
● 足を振り出せる程度の股関節の筋力があること
● 股関節の筋力の代わりに腰などを使い足を振り出せること
◆ 膝の屈曲拘縮 :10° 以下
◆ 膝の内外反変形:10° 以下
◆ 体重 :125kg 以下
◆ 脚長差:15㎝ 以下
*注意*
C-Braceには下記の機能がついていません。ユーザーの日常生活において適応するかどうか見極めることが重要です。
- パワーアシスト機能はありません。
- 防水機能はありません。(生活防水のみ)
- 歩行用です。走行・跳躍には適しません。
導入の流れ
リハ施設向け勉強会
C-Braceを知っていただくために、オットーボックではC-Braceの勉強会を提案しています。
・C-Braceの機能を知りたい
・対象ユーザーについて詳しく知りたい
・実際の症例を知りたい
その他、試着機(DTO)でC-Braceの機能体験も可能です。お気軽にお問合せください。
また、実際にC-Brace試着機(DTO)を試したいユーザーがいる場合、弊社スタッフがサポートします。
下記のリンクにその旨を記載してお申込みください。