よくある質問
よくある質問
切断された方は様々な疑問を持たれることでしょう。このページでは、よくある疑問の幾つかにお答えします。
なお、一人ひとり状況は異なることもありますので、疑問を持たれた際は、担当の義肢装具士、理学療法士、作業療法士、医師にご相談ください。
皆様のリハビリテーションチームがそれぞれの質問に対し正しく判断し、的確に対応してくれることでしょう。
切断後、断端部分の感覚に問題が発生します。
これは手術により神経が切断されたためです。しばらくするとこの馴染みのない感覚は自然に治まることもありますが、パイル地のタオルや柔らかいブラシで肌をなでるなど、色々な刺激を断端部分に与えることも有効です。
切断後には、断端部分に様々な痛みが発生します。
骨や傷口の痛みであったり、神経からくる痛み、幻肢痛(切断した手足が未だに実在するように感じることを幻肢、その中で痛みを伴うものを幻肢痛と呼びます)などがあります。
痛みは発生原因に応じ、投薬治療や温熱治療、断端に包帯を巻くなど、様々な方法で治療されます。治療にあたっている専門家や病院スタッフにご相談ください。
手術直後は断端がまだ腫れていて、皮膚は敏感な状態になっています。
先ず、安静にして傷口を治し、断端の形状が落ち着くのを待つ必要があります。義足の適合をスタートさせる前に、総合的な治療をしっかり受けてください。
この質問については一概に答えを出すことはできません。
義足の機能をフル活用できるようになるのは、切断の原因、切断レベル、断端の状態、健足側の能力など、多くのことが影響しているからです。
装着者のモチベーションもまた重要な要因になります。手術後すぐに義足を適合するための準備を開始し、その後も義足を装着して常に集中的にトレーニングできれば、習得までの時間が短縮されます。
各市町村の福祉担当窓口にお問合わせください。
切断後の車の運転能力の判定基準は様々です。多くの場合、オートマチック車の運転には問題がありません。
自転車に乗ることができるかどうかは、切断レベルと義足の種類によります。
先ずはエアロバイクなどの固定されている自転車に乗ってみて、上手くこげるようでしたら、普通の自転車に挑戦してみてください。
一人ひとりの活動レベルによりますが、義足を使用すれば仕事に戻れる可能性は充分あります。
肉体的な運動能力が必要となる仕事の場合は、負荷に耐えられるソケットとパーツ選択が必要となりますので、義足を製作する前に義肢装具士にそのことを伝えてください。
この質問は一概には答えられません。
義足のソケットが上手く合っていて、特別に問題が無ければ新しい義足は必要ではありません。
ただし使用するパーツには、それぞれの保証期間がありますので、期間を過ぎたパーツは交換が必要です。
泳ぐ際には義足を脱ぐことが一般的です。
水に濡れる場所での義足の使用については、通常の義足ではサビや破損の原因になりますので適していません。
最近は耐水性のあるパーツも各種存在していますので、耐水パーツを選択して義足を製作すれば、水に入ることは可能です。義肢装具士に相談してみてください。