3R60-EBS/3R60-PRO 多軸膝継手バウンシング機構
試着をご希望の際は、担当の義肢製作施設へご相談ください。
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ただのバウンシング膝じゃない
人は踵接地から立脚中期まで、膝を軽く曲げて歩行します。膝の屈曲により、地面の衝撃を吸収し、全身バランスの良い歩行を得ることができます。
3R60はその動きの再現を目標とするバウンシング膝です。
3R60の立脚期での膝屈曲を生み出すEBSユニットは滑らかな動きが魅力。
様々なバウンシング膝の中でも特に大きな屈曲角度を持ち、最大15°曲がります。
3R60にはスタンダードタイプの3R60-EBSと、3R60-PROの2種類があります。
3R60-PROは軽量で小柄な方でも使いやすく、実長(縦の長さ)もコンパクトなタイプです。新型のEBSユニットを内蔵し、より滑らかに動きます。
3R60の特徴
EBSとは
EBSは、Ergonomically Balanced Stride の頭文字を取ってできた造語です。
人工学的にバランスの取れた歩行を意味します。
3R60に内蔵されたEBSユニットは、人の歩行における立脚相での軽度屈曲を再現するだけではありません。
油圧を用いることで、人の滑らかな関節の動きを再現しています。滑らかな動きにより、歩行中に断端や全身にかかる様々な負担を軽減してくれます。
バネやゴムバンパーだけでは再現できない動きです。
多軸機構
多軸膝は、単軸膝と違って複雑な動きを生み出すことが可能です。
軸の配置によって回転の中心は常に変化しますが、後方かつ上方にあると曲がりにくく、逆に前方にあれば簡単に曲がりやすくなります。
3R60は踵接地時にバウンシングが起こるとEBSユニット上部の軸が屈曲して変形。
回転中心が上後方に移動し、膝折れの心配がありません。
立脚中期では形状が元に戻り、遊脚相へ移る際には膝はスムーズに曲がります。
油圧シリンダー
非常に小型でありながら、高性能な油圧シリンダー。
ゆっくり歩きから普通歩きまで対応し、急な速度変化にも鮮明に反応します。
立脚相と遊脚相を別々に調整する事が可能です。
斜面や不整路面でも安定
バウンシング膝継手は、立脚相で特定の角度まで膝が屈曲し、その姿勢ではそれ以上屈曲しません。
遊脚相に移るために姿勢が変われば屈曲しますが、義足が身体より前にある姿勢で体重がかかっている状態では、膝が折れることがありません。
路面状態が悪いところでも、バウンシングが発揮されれば安心です。
例えば坂道では、このバウンシングの動きを利用して膝を軽く曲げ、しかも安定した状態で下りることができます。
3R60はバウンシングの屈曲角度が最大15°あるため、多少の坂道であれば、まっすぐ滑らかに下ることが可能です。
結果4件/4件中
3R60-EBSと3R60-PRO
3R60-PRO 小型EBS 多軸膝継手は、
3R60-EBSより重さ、実長(縦の長さ)共にコンパクトなタイプです。
体重制限も75kgと3R60-EBSよりも低く、小柄な方にお勧めです。実長が短くなることで足部の選択の幅も広がります。
日常的に重い荷物を持つことがある方は、3R60-EBSをご使用ください。
サイズ
その他の膝継手の実長
・3R106:215mm
・3R106-PRO:219mm
・3R80:220mm
*実長:膝継手の下縁から上部の接続アダプターが被る間の高さ
3R60/3R60-PROは上部・下部の接続アダプターが被る間の高さ