Kenevo ケネボ
試着をご希望の際は、担当の義肢製作施設へご相談ください。
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安全だからもっと歩ける
超高齢化社会の日本において、切断者の安定性へのニーズは年々高まっています。
機械式の膝継手では、多種多様な機能を搭載する事は不可能ですが、コンピューター制御だからこそユーザーの可能性を制限する事なく、安定性を提供する事ができます。
そして安定性が高いからこそ、活動範囲をさらに広げる事が可能になります。
Kenevoは低活動ユーザーや高齢で安定感を必要とするユーザーにとって安心のアシスト機能を搭載しています。日常的に発生する座り動作や、立ち上がり動作を安全に、そして楽にしてくれます。
生活環境や状況の変化に応じて、適した歩行モードに随時切替が可能なため、リハビリ段階での使用にも適しています。
ユーザーの声
訓練用仮義足でKenevoを購入したユーザー様の体験談
酒井真理子 様
敗血症による両側大腿切断
「膝折れしないから、怖くないよ。おもいきり歩けるよ。」
私が入院中に、Kenevoを使用していた方から聞いた言葉です。
この言葉をきっかけに、私は訓練用仮義足にKenevoを希望しました(1)。
訓練中に従来の機械式膝継手を使用したときは、膝折れや転倒への不安から相当なストレスを感じていました。Kenevoの使用により安心して歩行訓練に取り組むことができるようになりました。
特に長いスロープを下りられるようになった時は、歩く自信がつきました。
医師はKenevoを訓練用仮義足として処方してくれました。
その理由は、従来の膝継手と比較して歩行機能の回復が明らかであり、転倒リスクが軽減されるからです。
さらに、療養費払い制度での払い戻しも受けることができました(2)。
退院後は車いすなしで生活し、一人で買い物に出かけ、仕事のため電車に乗って渋谷へ行くことも可能になりました。
Kenevoで安全に安心して歩けるからこそ、私の行動範囲が大きく広がったのだと実感しています。
(1) 訓練用仮義足は、医師の処方に基づいて製作されます。
(2) Kenevoを使用した訓練用仮義足が療養費払いの対象となるかは保険者の判断によります。
Kenevoの技術
Kenevoの歩行モード
ユーザーの状況や生活環境に応じて、歩行モードをA/B/B+/Cの4種類から選択する事ができます。
訓練初期から、日常生活においてできる事が増えた時など、歩行モードを切替えて生活状況に合わせることができます。生活の幅が広がります。
歩行モードの選択は、専用の調整ソフトで行います。
Kenevoのアシスト機能
電池容量
kenevoはリチウムイオン電池を内蔵しています。
航空機での移動において、容量の確認を受けた際には、下記をご案内ください。
品番:3C60
品名:kenevo(ケネボ)
バッテリーのWh:11Wh
シリンダー内オイルの引火点:引火性のオイルではないシリコーン系のオイル
充電
充電口はKenevoの後方にあります。
マグネット式で非常に扱いやすい構造です。
1回の充電で丸1日使用が可能です。
必ず毎日充電を行ってください。
【バッテリー残量の確認方法】
・コックピットアプリで確認することができます。
・膝継手を180°回転させると、残量を知らせるビープ音がなり、その回数で残量を確認することができます。
【充電がなくなった場合】
複数回の警告(ビープ音とバイブレーション)の後、自動的に安全なモード(膝折れしにくい状態)に切替わります。